学会長挨拶

このたび、「第39回関東甲信越ブロック理学療法士学会」を公益社団法人茨城県理学療法士会で担当することになりました。大変光栄に存じます。会期は令和2年10月17日(土)、18日(日)の2日間、会場はつくば国際会議場(つくば市)にて開催いたします。

昭和41年に日本初の理学療法士が誕生し53年が経過しました。この間、昭和54年には金沢大学において短期大学教育が開始され、平成4年には広島大学に理学療法専攻が新設され4年制大学教育が開始されました。国の施策に目を向けると昭和64年(平成元年)には高齢化社会に備え、「高齢者保健推進10カ年戦略」(通称ゴールドプラン)が策定され、それまで医療機関を中心とした理学療法が、今日では在宅福祉まで裾野を広げております。また、平成25年には厚生労働省医政局から、「理学療法士が、介護予防事業等において、身体に障害のない者に対して、転倒防止の指導等の診療の補助に該当しない範囲の業務を行うことがあるが、このように理学療法以外の業務を行う時であっても、「理学療法士」という名称を使用することは何ら問題がないこと。また、このような診療の補助に該当しない範囲の業務を行う時は、医師の指示は不要であること。」と通知がありました。それまでは理学療法士法及び作業療法士法において理学療法の対象は「身体に障害のある者」に限定され、また理学療法士の業務については「医師の指示」が必須でありました。

このように、昭和に始まった我が国の理学療法は平成に大きく発展してまいりました。本学会ではテーマを「理学療法の新時代に向けて」とし、昭和・平成の理学療法を振り返るとともに令和時代の理学療法のあるべき姿を参加者共に考え、さらに新しい発想・構想を生み出すべく意義深い学会となるよう準備を進めているところでございます。

学会会期中はすがすがしい秋晴れの下、多くの皆さまにご参加いただけるよう、茨城県理学療法士会会員一同心よりお待ちしております。

第39回関東甲信越ブロック理学療法士学会
学会長 浅川育世